whalepuntacana.com | 90.0%OFF 鷹山作 水無瀬 御蔵島黄楊 将棋駒 彫駒

将棋

細字で線が長く、美麗な印象の水無瀬です。

木地は本黄楊（御蔵島黄楊）でほとんどの駒が板目です。鷹山の中では近年の作品です。

小さな傷は少しありますが、目立つシミや汚れは見当たりません。左の龍の左下のように色の濃い部分は全て板目の木目です。

飛車の駒尻の年輪が滅多に見ない丸い半円で面白いですね。

このクラスの駒は彫りのある部分は漆を入れてからの研ぎ出しの時にサンドペーパーで磨かれていますが、剣先、側面、駒尻の磨きや面取りは省かれていて手触りが良くないので磨いています。

彫りのある部分は削ると、始筆、払い、はねの先端が丸くなったり、線が細くなったりするので、サンドペーパーは製作時に跳ねて付着した漆を落とすぐらいでなるべく使わず、乾拭きだけにしています。

鋭さを感じさせる駒が好きなので面取りは浅くしています。

撮影で使用した平箱や将棋盤は含まれません。
値引き交渉はご遠慮ください。

ここから先は将棋駒についてより詳しく知りたい方向けの説明になります。

箱に黄楊とある駒で本黄楊ですと説明文を書いていたり、黄楊の種類は何ですかと質問したりしているのをよく見かけますが、箱に黄楊とあって木地が本黄楊という事はまずありません。シャム黄楊です。

逆に、将棋駒研究会会長の如水（北田義之）や熊澤良尊によりますと、昔は本黄楊とある箱にシャム黄楊を入れて販売していた悪質な店もあったそうです。

シャム黄楊の輸入は明治時代に始まりました。私の出品の初代仙佳作 並彫の箱を見ていただければ分かりますが、相当古い駒でも本黄楊と黄楊＝シャム黄楊は区別されています。
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